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私と彼の8日間
第15章 Ⅳ日目
「ん?..海ちょっとだけ見えるね..」
「う、うん。」
窓からは遠くに海が見えてきていた。
梓の少し露出した細い肩に吸い付きたくなるのをこらえ、顔を乗せて耳元で囁く。
「こんなに近くに梓がいると..我慢できなくなりそうだよ..」
「..っ..」
そして腰に回した手をゆっくりと降ろし、スカートをめくりあげていくと、びっくりしたように、ばっと手を押さえられた。
「ま、マサキくん..!」
梓が顔を真っ赤にして窘めるように小さな声で言う。
でもそれが僕を煽ることにしかならないことを、梓はまだ分かっていないのだろうか。
僕はクスッと笑いわざと耳元でささやいた。
「梓が普通にしてれば大丈夫。」
(まぁ気づいてる奴は若干1名いるみたいだけどね。)