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私と彼の8日間
第15章 Ⅳ日目
言いよどんだ彼女を目で促し、その言葉に僕は心が冷めていくのがわかった。
「マサキ君..が..楽しそうだったから....」
女たちに向けた作り笑いを楽しそうだって。
好きだっていう気持ちはあいつらと一緒なのかとわかってショックだった。
(..梓も結局は僕の表面しか見てなかったんだね..)
冷めた心が今度は苦しくなってきた。
「そう。梓。キミもそういうんだね。」
また歩き出し、僕はかき氷を買いにいった。
「なに....どういうこと....?」
梓は泣きそうな顔で、後からついてきた。