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私と彼の8日間
第16章 Ⅴ日目
自室に放り投げられた携帯には、まだ連絡はない。

服を着替えながら、何度もチラチラと見る。
けど着信を知らせるランプが点滅することはなかった。



「マサキくん~久しぶりね~」

親父の書斎に行くと、胸元の広く開いた黒のカッターシャツにぴったりしたスカートを履いた、元担任が僕を見上げた。

「お久しぶりです、先生。」

にっこり笑うと、クスッと笑った。

「相変わらずの作り笑いねぇ。小学校から変わってな~い」

「先生も相変わらずの素敵なお体ですね。」

そういうと、照れるフリをしてキャッと頬を手で覆った。

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