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私と彼の8日間
第17章 Ⅵ日目
緊張しているのか、相変わらず慣れずに閉じた唇を無理やり舌でこじ開ける。

「..ふぅ..!」

するとぎゅっと閉じていた目をパッと見開いた。

すぐに眉をひそめ、僕を見る瞳を見つめ返す。

その顔にドキッとしながらも舌を深く挿入し、奥で引っ込んでいる梓の舌を掬った。
梓が僕の腰に手を回す。

チュル..ピチャ....

梓がまた目を閉じて必死に舌を絡めてくる。
その姿に衝動的に押し倒してしまいそうな自分を抑える。

頭が固いと言われても仕方ないけど..
どうしても僕は全てを知って、彼女にも知って貰った上で、梓を抱きたかった。
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