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私と彼の8日間
第17章 Ⅵ日目
梓の顎に指で触れる。
目に戸惑いの色を浮かべながら僕を見上げる梓の首筋に指を這わして、鎖骨をくるりと撫でた。
ころころ変わる表情が可愛くて、苛めたくなる。
「....続き....したい?梓?」
「はぅ..まさ..きくん....」
肯定とみなして、また閉じかけていた小説を開いた。
「『そのまま彼女の胸に下ろしていくと、ビクッと動いた。そのまま通り過ぎ、背中に回した手でゆっくりワンピースのファスナーを開けていく....』」
梓の目をみたまま同様にファスナーを下げていく。
「..はぁ....」
感じているのか、熱い吐息を吐き出す梓の妖艶な顔。