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私と彼の8日間
第17章 Ⅵ日目
男っぽくて、口の悪い女を思い出した。

僕が話しかけると、心底イヤそうな顔をされていたのだ。

(じゃあ....もしかして梓は....)

「..なんか聞いたの?」

心が冷えてくる。

あの噂を聞いて梓は僕を軽蔑したのだろうか?

(..だから震えているの?)

「えと....」

「変な噂きいたでしょう?梓。」

目を泳がせながら、首を振る。

「そっ..そんなことなー」

「梓は嘘が下手。」

僕が言うと、少しして小さく尋ねてきた。
「....う、噂..嘘だよね?」

(やっぱり..)

僕はその様子にため息をついた。
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