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私と彼の8日間
第17章 Ⅵ日目
梓に向き直ると親父が微笑む。
「じゃあ梓ちゃん。キミに素敵なものを見せてやろう。きっと喜ぶよ。」
「え?」
机の上から原稿用紙の束を持ってきて梓に渡す。
梓は不思議そうに親父を見上げた。
ゆっくり1ページ目を開く。
「ー官能対談ー同級生編2ー 金沢..生..起....ええぇ!!」
すぐさまもう一枚捲った。
「あわわわ....一巻の続き....なんと....」
梓は勢いよく顔をあげた。
目がキラキラしているのを見て、笑いそうになった。