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私と彼の8日間
第18章 Ⅶ日目
肩で息をする梓と、さっきの展開に僕は思わず笑ってしまった。
(ほんとに梓は..面白い女だ..)
「ま、ままままさきくん!ごめんね!うちの親..」
梓は焦ったように僕を見て目を見開く。
そしていきなりぎゅっと抱きつかれた。
嬉しくなって抱きしめ返す。
けど..
(僕がせっかく言おうとしたのに....しかもこの状況で抱きつかれて我慢できると思ってるの....?)
僕は見上げる梓に、わざと意地悪く囁いた。
「電車で人に見られてイっちゃうクセに....お母さんの前で恥ずかしがるなんて..可愛いね、梓。」
「!!」