この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私と彼の8日間
第19章 私と彼のはじまり
なんと答えたら良いかわからず、私はマサキ君を見た。
マサキ君は、うえっ、とえづいている。
「息子の前で気持ち悪いこと言うなくそ親父。」
「だって・・」
泣きそうな顔でため息をつくマサキ君パパを促して話を進める。
「その・・エッチしたら本来の先生に戻るって事ですかね・・・」
「うん。」
(ど、どうしようもないよ、そんなこと・・)
困り果てているとマサキ君が立ち上がった。
「梓、親父ほっといて部屋いこ?」
「で、でも・・」
私はうなだれるマサキ君パパを見て、マサキ君を見上げた。
「良いから。」
そういって手を強く引っ張られ立ち上げると、私はちょっとだけ頭を下げてマサキ君の後に続いて部屋を出た。