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私と彼の8日間
第20章 私と彼とやきもち

『メイド喫茶…?』
『う、うん…それで、その、シフトが結構入りそうで…』
『…』
『ま、マサキくん?』
『いいんじゃない?新しい世界が開けるかもよ。じゃあね。』
『ふえっ!ま、マサキくー』
ブチっと切られた携帯を見ながら泣きそうになった。
(お、怒ってた~!?そ、そんなに一緒にまわりたかったのかな…)
うれしいけど、機嫌を損ねちゃったみたいで落ち込んだ。
(…私だって一緒にいたかったけど…!)
凛先輩に手直ししてもらいながら、マサキ君との昨日の電話を思い出した。
「はい、できた!」
「ありがとうございます~…」
そのとき田所君が私のところに来た。

