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私と彼の8日間
第20章 私と彼とやきもち

「最近ハマッてるみたいでさ。家に一杯あるし…つけなきゃ泣いちゃうんだ。やたらとまわりにあげてるし…」
「ふふっ。」
私が笑うとちょっとしてから言った。
「いる?」
「へ?」
「あっ、いや、こんなちゃっちいのいらないよな。」
慌てて打ちけされ、私は首を振った。
「いいの~?」
「え?」
(ビーズって私も昔ハマったなあ~)
ちょっと懐かしくなった。
「一杯あるなら私もほしいな~キラキラしててかわいいもんっ」
「え…わ、わかった!たぶん妹すげー喜ぶ!人につけてもらいたがってるし!」
「じゃあまた楽しみにしてるね~!妹さん名前は?」
「のどか。」
「そっかあ~かわいいね!じゃあ私授業だからばいば~い!」
「あ、うん!またサークルで。」
私は田所君に手を振って急いで講義室に向かった。

