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私と彼の8日間
第22章 私と彼と学園祭
後ろに立っていたのは、虎狐女の仲間の里だった。

「よ。何して…あ。」

マサキ君を見て、眉がつりあがった。

(そっか、付き合い始めたこと言うの忘れてた!)

「あのね、里…」

「よお。松田マサキ。」

私が説明する間もなく里が身を乗り出した。

「北村…里さんだね。どうも。久しぶり。」

ニッコリ営業スマイルをするマサキ君。
なんとなく嫌な予感がした。

「けっ…マジでその笑顔気にいらねえ…」

「別に君に気に入られなくてもいいけど?」

「…っく…おい、まだ梓たぶらかしてんのかよ?」

「さ、里、ちがー」

「たぶらかす?僕たち付き合ってるんだけど?」

「そんな遊びでー」

「遊びじゃないし。梓は本気で僕と付き合ってるから。ね、梓。」

「え、えへへへへ…」
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