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私と彼の8日間
第22章 私と彼と学園祭
マサキ君に威嚇する里と別れ、歩き出す。

「梓のファンクラブ、僕も入ろうかな?」

クスクス笑うマサキ君に軽く怒って色々話しているうちに、大学についてしまった。
人気のないところに連れて行かれ、チュッとキスされる。

「…じゃあまた後で。」

「うん!」

微笑んで私の頬を優しくなでると、さっさといってしまった。

(ふへ~…朝チューしちゃった!)

喫茶店のある教室に向かいながらにやける。
そして思い出した。

「あああ!聞くの忘れてた!」

(ミ、ミスキャンパスのこと~~!)

「メ、メールで…」

そのときまた後ろから声をかけられた。

「榊原さん」

(ああくそ!邪魔ばっかり!)

「…んだよ?!」

「えっと…」

振り返ると萌ちゃんが驚いた顔で立っていた。

「あの…」

「あ、あわわわわ!ご、ごめんね!あ、おはよう!」

「おはよう。」

ニコッと笑われ、女の私でもキュンとしてしまった。
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