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私と彼の8日間
第22章 私と彼と学園祭
「すみませーん!」
「あ、はーい!」
女の人に呼ばれて慌てて向かった。
男ばかりくるかと思われていたけど、そうでもない。
男性陣はカッターシャツにエプロンというシンプルな格好だけれど、逆にそれが女性に受けているようだった。
特に・・・
「あの、さっきの男のひとって何年生ですか?」
(ま、またか…)
「えっと…出口に立ってる?」
「そうそう!」
「二年生ですよ。」
私は愛想のかけらもなく立っている田所君を見た。
「なーんだ~年下か。それだけ!ありがと。」
「いいえ…」
(それだけかよ!?)
一人で突っ込んだけど、私は猫耳メイドなのだ。
もちろん笑顔で対応した。