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私と彼の8日間
第24章 私と彼と新参者
「お前…前田さんとどういう関係だ…?」

マサキ君が言うと、里が口を開いた。

「今更どうして梓を襲う?もう虎狐女は関係ないだろ。ヨリエは察につかまったわけだしー」

すると颯太が舌打ちして私をにらみつけた。

「…復讐か?」

マサキ君の言葉に私と里と田所君はいっせいにマサキ君を見た。

「復讐・・・?私に・・・?」

(何のこと…もしかしてヤエのときの..?)

「前田さんがいってた。梓が…前田さんの姉の右腕を折ったって…」

「んなこと喧嘩してりゃ普通にあるだろ!?そんなこと今更…」

ため息をつく里をさえぎって颯太が怒鳴った。

「そんなことだと!?…榊原梓のせいでヨリエはつかまったんだよ!」

「な、なにを…」

私は頭が混乱していた。
するとマサキ君がため息をついた。

「いい加減にしろ。梓は悪くないだろ?その女が馬鹿だっただけだ。」

「ああ?!」

颯太はマサキ君の胸倉をつかむと殴りつけた。

「マサキ君!」

駆け寄ると、口から血が出ていた。

「マサキ君切れてるよ!」

「大丈夫。」

そういうと、ぎゅっと手を握られた。
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