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私と彼の8日間
第24章 私と彼と新参者
その瞬間、私の中の何かがキレた。
(マサキ君を…)
「…マサキ君に何すんだてめえ。」
「あ、梓?」
マサキ君の声にもかまわずふらりと立ち上がると、田所君が驚いたように私を見た。
「榊原?どうした?」
「…おまえいい度胸してんなあ。あ?」
私が言うと、颯太がふっと顔を引き締めた。
「…どうしてマサキ君に手を出した?」
私が言いながらにじり寄ると、一歩下がった。
「答えろよ。どうしてだ?」
「…そうか…これが虎狐女の梓…久々に見たよ。」
そういうと、身構えた。
私もふっと身をかがめて、飛びついた。
こぶしを振り払われ、すぐさま振り返って足を上げる。
横から蹴り飛ばすと、あっけなくわき腹に当たって倒れた。
(相変わらずくそ弱い…)
そのまま足を振り上げて頭に落とそうとしたとき、颯太が私のお腹を殴った。
「あがっ・・・・!」
「梓!」
私がうずくまると、田所君が慌ててきた。
「お前…なにすんだよ!」
「…なんだよお前この前から…」
颯太はそういうと田所君を睨みつけながら立ち上がった。
(マサキ君を…)
「…マサキ君に何すんだてめえ。」
「あ、梓?」
マサキ君の声にもかまわずふらりと立ち上がると、田所君が驚いたように私を見た。
「榊原?どうした?」
「…おまえいい度胸してんなあ。あ?」
私が言うと、颯太がふっと顔を引き締めた。
「…どうしてマサキ君に手を出した?」
私が言いながらにじり寄ると、一歩下がった。
「答えろよ。どうしてだ?」
「…そうか…これが虎狐女の梓…久々に見たよ。」
そういうと、身構えた。
私もふっと身をかがめて、飛びついた。
こぶしを振り払われ、すぐさま振り返って足を上げる。
横から蹴り飛ばすと、あっけなくわき腹に当たって倒れた。
(相変わらずくそ弱い…)
そのまま足を振り上げて頭に落とそうとしたとき、颯太が私のお腹を殴った。
「あがっ・・・・!」
「梓!」
私がうずくまると、田所君が慌ててきた。
「お前…なにすんだよ!」
「…なんだよお前この前から…」
颯太はそういうと田所君を睨みつけながら立ち上がった。