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第25章 私と彼とこれから

マサキ君は黙って封筒に手紙を入れた。

「....」

「梓、持っていたら。」

「....」

そのまま何もいわない私の頭を引き寄せると、ぎゅっと抱きしめられた。

「ﾌｯ..ｸﾞｽｯ....」

「梓は悪くないよ。僕は間違ってないでしょ?」

「けどっ..」

（一人の人生を曲げてしまった....）

私が言うと、身体を離して涙を拭った。

「梓が悪いなら..僕も悪い。」

「え..?」

驚いて目を見張ると、ふっと笑った。