この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私と彼の8日間
第25章 私と彼とこれから
黙っていると、田所君が笑い出した。

『あ~あ。俺のほうが先に榊原のこと好きだったはずなのに!!』

『えっ?』

見上げると、優しく笑う二つの目と合った。

『…負けた。俺、とっさに体動かなかった。松田みたいに…』

『…』

『本気で奪ってやるつもりだった。あんなことしてごめんな。空き教室で…』

『ううん。私も中途半端で…』

『正直俺のことどう思ってた?』

『…う…』

返答に詰まると、田所君がまた笑った。

『…まあ。もし今度松田となんかあれば、絶対逃がさないから。ひとまず今は休戦。人の気持ちはいつ変わるかわかんないからな。』

『…』

『あ、のどかとまた遊んでやってくれる?あいつ、榊原のことめちゃめちゃ好きみたい。』

『うん!』

頷くと、じゃあまたサークルで。、といって帰ってしまった。



(正直…初めはちょっと悲しい気持ちがあったりなかったり…)

寂しかったからなのか、田所君自身に気持ちが傾いていたのか、今でもわからないけど....今はもうマサキ君しか見えない..と思う。


「はっ…んっ…もう…」

舌を動かすマサキ君が田所君に重なる。
腰から駆け抜けてきた快感に背中をのけぞると、私はイきかけた。

しかしー

「た、たどころ、くっ…」

小さくつぶやいてしまった声を間近で聞いていたマサキ君が動きを止め、いきそびれてしまった。

(はっ…!しまった!思わず思い出しちゃって・・・・!!)

固まっているマサキ君をゆっくり見下ろす。


/646ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ