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私と彼の8日間
第25章 私と彼とこれから
「…えっと…まさきくん・・・?」
へへへっとごまかす様に笑うと、にらまれた。
そしてすぐに笑顔になった。
「ふふっ梓はお茶目だねえ~」
「へへっ…な、何のことかなあ~?」
(やばい・・・目が本気だ…殺される!)
身の危険を感じて寝台から降りようとすると、腰を強くつかまれた。
「…どこいくの?梓ちゃん?」
「お、降りようと…あっ!のどかちゃんからもらったプレゼント開けないと…!!」
目を逸らして机の上を見た。
でもそんなことマサキ君が許してくれるわけがない。
「…彼氏の上にまたがって…他の男の名前呼んじゃうなんてね…」
「ち、ちがうの!お、思い出しちゃっ・・・・ああ!」
しまった、と思った。
マサキ君がニコニコしたまま眉を動かした。
「思い出す…?へえ~梓、あいつと…こんなことしちゃったんだ…?」
(自爆うううう~!!)
もう言い訳できない。
多分嘘ついてもすぐばれてしまう。
私は素直に頭を下げた。
「ご、ごめんなさい…い、いろいろあって…その、我慢・・・できませんでした。」
私が言うと、少ししてマサキ君がため息をついた。