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一生出られない鳥籠
第16章 16・榎琉・将紀Side
『すげーな。』

〔あ。忘れてた。柚羽音様に電話つなげるから若、話せ。〕

プルルッ・・

〔柚羽音様、馨です。遅くなって申し訳ございません。〕

ん。いいよ。若頭は?

〔はい。目の前におります。かわりますか?〕

ん。変わりな。

〔少々お待ちください。〕

〔ほれよ。若頭、話しな。〕

『榎琉です。』

柚羽音です。馨から聞いたかな?

『ああ。全部聞いた・・』

では、馨を若頭補佐が復帰するまで貸します。その代わり、三ヶ月に1回は来ますのでその時に馨を貰いますので。

『承知した。』

後・・四つ子だと聞いたので、赤ちゃんが女だったら引き取りますので、出産後最後のミルクを与えて下さいね。

『わかった。』

では、馨に変わってください。

榎琉は馨に電話を渡した・・

〔柚羽音様?〕

ん。馨、ケツマンコ、弄るんじゃないよ。弄ったらお仕置きあるからね。

〔はい。柚羽音様〕

後・・あの雌豚、壊れたから買い取り先が決まったからね。

〔お手数おかけして申し訳ございません。〕

いいよ!その代わり、三ヶ月後にはたっぷり調教するからね。

〔はい。お待ちしてます。〕

ん。じゃね。

プツッ・・

〔ふぅーっ・・・〕

『柚羽音の音、覇気ありそうだった・・』コェー

〔ん。柚羽音様が覇気持ちだから、右手にチェーンあるよ。制御されてる。〕

「ねぇ、調教されるのって恐くない?」

〔ん-。親父と兄さんと柚羽音様の父が見てる前でピアスつけられたから、俺は正式に柚羽音様の奴隷兼女になってしまったな・・って諦めた。〕

『「ごめんなさい。」』

〔阿呆か。俺は運命だって受け入れたから大丈夫だ。将紀、良い母になれよ。俺を犠牲にしたんだからな!〕

「うんっうんうん・・・」

将紀は泣きながら答えていた・・
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