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一生出られない鳥籠
第18章 18・瑞峰馨になってしまった瞬間
GPS付きピアスが出来上がる頃には約束の三ヶ月目になろうとしていた・・

瑞峰組の情報部屋でチェックしていたら、馨が約束通りに彼女と別れたようだが、女は諦めてないようだ・・

柚羽音は薄笑いしながら『女は害虫駆除だな・・』と呟いた・・

そして・・・柚羽音は馨との顔合わせの日が来た・・

柚羽音の父が迎えに来て一緒にクィーンズホテル内のスィートルームに入った時にはまだ馨は来ていないようだ・・

〈柚羽音さん、馨はもうじき来ます。〉

『そう。契約通りだね。』

〈三ヶ月待って頂いてありがとうございます。〉

馨の父が話した・・するとノックする音がした・・

「馨です。」

若頭がドアを開けて二言話して肩にポンッとしていた・・

俺の前に馨が立っていた・・

「柚羽音様、遅くなって申し訳ございません。」

-この子なら俺と虎隆のチンポは受け入れるな・・

柚羽音は口角をあげ、口を開いた・・

『馨、これからは俺と虎隆の物になるが、いいな?』

「・・はい。俺を柚羽音様と虎隆様の物にして下さいませ」

馨は90度にお辞儀した・・

兄から1年程猶予を頂きたいと許可を求めていたので、俺は馨の意思を確認したら頷いた・・

柚羽音は皆が見てる前でGPS付きピアスを乳首につけた・・

歯を食いしばって耐えるなんていい奴隷になれそうだ・・

『ピアスつけ終えたよ。馨の廻りをうろうろしてる雌豚は処理させてもらうよ。』

「菜摘・・ですか?」

柚羽音は頷き、『これからは俺と虎隆の物になるんだから、邪魔な雌豚は害虫駆除しないとね・・』と話した。

「はい。これからは柚羽音様と虎隆様に従います。」

そういい、足元に跪いてキスをした・・

『うん。沖縄、気をつけていっといで。GPSは常に確認するからね』

そう言ってから虎隆からの迎えの車に乗って瑞峰組に戻った・・
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