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一生出られない鳥籠
第20章 20・川原菜摘のその後
う・・・うっ・・・

馨、きっといつか私を迎えに来てくれるんだわ。そうよ。絶対に逃げてやるわ

はぁっはぁっ・・・

菜摘は蓑虫のように藻掻いていた・・

クネクネクネクネ・・・

『くっく・・・蓑虫みたい。無様~アハハハハ!』

「だよね。あ、皐、あの雌豚のお腹のもん、出したらどうする~?」

『俺ねー、あの雌豚にはめたくないからさ~、ライオン使おうよ?』

「あっ!賛成!」

その会話が繰り広げてたのに菜摘は聞いてなかった。ここで聞いていたら壊れなかったのかもしれない。

『そーと決まったら内線で頼んじゃお!』

「だねっ!」

霞は直ぐ内線でスタッフに頼んだ・・・

菜摘は四時間も出せなくて苦しみを味わってしまった先には闇がうっすらと見えてしまった・・・

『くすくす・・闇の部分がうっすら見えたでしょ?』

〔あ・・あ・・・っ御主人様・・お腹・・のもの・・ださ・・せて・・くださ・・い・・〕

「出させてあげる代わりに馨を忘れてくれる?」

〔は・・・い・・・忘れ・・ます・・〕

『くっくっく・・・やっと言った・・』

「ご褒美に出させてあげる。そこの透明便器まで這いずばりな」

菜摘は透明便器まで蓑虫のように這いずばった・・

やっと透明便器の目の前に来て蹌踉けながらも菜摘は透明便器に跨がった・・・

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