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一生出られない鳥籠
第22章 22・馨に害をなす輩の駆除
柚羽音が居なくなった事務所では・・

書類を見ながら話していた・・

『なるほど・・ね。こいつは厄介かな?』

翡翠が書類をみると

「これ、可能だよ。不正を働く議員だし、調べた書類を警察のお偉方に渡せば、その息子は排除可能だ。」

『マジ?これ俺がやるわー』

書類を全員で分けて分担を決めた・・・


その頃・・

瑞峰組本家では・・・

「虎隆 ただいま~」

『おっ どうだ?』

「引き受けてくれるって。全員、馨に害をなす輩は許せないって。」

『くっくっく・・・』

「馨は?」

『ああ、そこだ。』

柚羽音は目を馨と彫り師に向けた・・

(若、柚羽音さん、背中の絵を確認して下さい。OKなら、 胸の蓮を先に彫ります。)

『・・ああ。』

虎隆と柚羽音は背中の絵を見て『これでいい。蓮の色は馨に似合う色にしといてくれ』と言い、牡丹の間を出た・・

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