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一生出られない鳥籠
第10章 10・闇の調教師が結羽を躾る・・
〔彼方と日向が来るまで話すか。コイツが闇の調教師になった理由を。昴、嘗めろ。〕

『闇の調教師になった理由・・?聞きてぇな。』

ぴちゃっじゅるっ・・

〔コイツが闇の調教師になる前、ある同級生を調教した。同級生の両親が借金を返さずに逃げ出した・・。息子と娘を置き去りにして・・な。〕

「あ、それ覚えてます。両親は調教され、ある下組に引き渡した・・ですよね?」

〔ああ。それがきっかけで、同級生はこいつが調教したんだが、カザフスタンに引き渡しの日の1日前に俺達のお膳立てでな、同級生と二人きりにさせ、セックス、話をさせたのさ。〕

『へぇ。』

〔そんでな、カザフスタンに引き渡された後、昴の心が壊れた。〕

「そんなのがあるんですか・・」

〔ああ。それで俺達10人で昴を調教して人格を落ち着かせた。ある言葉を言わない限り動かないように人格を植え付けた。それが昴の闇の調教師の出来上がり・・さ。〕

「ある言葉って?」

〔おっと。ここで言うと雄犬は死ぬ。やめときな。〕

『では、どこで見れる?』

〔ふはっ!そこの雄犬の調教が済んだ日の次の日に見れるが、来るか?〕

『良いのか?』
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