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見ているのはあなただけ
第2章 本性
「ただいま~」
クローゼットの中に光が差し込む
目を細めて明るさに慣れてきたと思ったら抱きしめられた

「ちょっと目が赤くなってる・・・よしよし泣かないで~」
「・・・・・・・」
「俺がいなくて寂しかったね。一人にしてごめんねーー」
「・・・・・・・」
抱きしめられ髪を撫でられるとなぜか気持ちが落ち着いてきた
さっきまであんなに怖かったのに・・・
次の瞬間再び恐怖に陥れられる

「君を喜ばせたくてたくさん買ってきたよ~」
「・・・っつ・・・・・」
「どれがいい?大丈夫すぐによくなるから」
どれも嫌、無理無理
目の前には大量の多種多様のアダルトグッズ
手錠から大小のローターや電マ
見た事ないものまである

「俺は暴力とか痛いのとかかわいそうなのは嫌いなんだ」
「んんーー」
「人間笑顔が一番だし、気持ちよくてとろけてる幸せそうな顔っていいよね」
抱きかかえられてクローゼットからベットへ移動すると
両手両足のガムテープを切り始めた

「テープは邪魔だから切っちゃおう。あ、でも口はごめんね」
「んんっ・・・ん-んー」
「信じてないわけじゃないんだけど、人間って突拍子もない事するからさ~」
「んんーーーーっ」
「急に叫んだりした噛んだりしたら困るしっ じゃあ、コレつけよ~」
「んぅ!!んんっ!」
手錠をつけられそうになり必死に抵抗する
逃げらないし力では敵わないのはわかっているけど・・・
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