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欲しいんでしょ
第2章 だってもう退けないじゃん

「ふぇ…?」

早苗はきょとんと首を傾げた。


「今日はここでおしまい。」

優しい声音で卓は言う。


「あ、…う…うん…」

「あれっ、もっとして欲しかった?」

早苗は慌てて首を横に振った。


「ははっ、正直になれよ。」


早苗は素早く乱れた服を直し、テーブルの上に置かれているジュースを音をたてて飲んだ。


「ごちそうさま!卓のバカ!帰る!」


そうして勢い良く部屋を出て行ってしまった。
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