この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
欲しいんでしょ
第3章 指夢

これからどんな顔で卓に接すればいいんだろう。

悶々と考えていると、後ろから急に声をかけられた。

「先輩!お早うございます」

「ひゃいぃ!?」

「先輩…」

声をかけてきたのは同じ吹奏楽部の後輩、新田愛実(にいだまなみ)だった。


なぜかあたしを見て目くじらをたてている。

「先輩学校行かないんですか?足を動かさないと目的地には着かないですよ?あと声裏返ってます。」


「え、ありがとう!今から動かすからね!」


そう言うと愛実ちゃんは呆れたような
でも楽しそうな笑顔をあたしに向けた。


意志の強そうな瞳が、
あたしにはいつも眩しかった。


あたしが後輩みたい♪


「よーし、愛実ちゃん、一緒に学校行こうかー!」


愛実ちゃんはクスッと笑って

「ちゃんと付いてきて下さいよ」

と言った。


(愛実ちゃん…格好いいな)

気付いたら足取りは軽くなっていた。
/102ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ