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欲しいんでしょ
第6章 早苗の長い休息

ひととおり家事が終わると、また次の命令。


「お疲れー!あと飯作って」

「…………。」


身体と心に沈黙が宿る。


卓はあたしが料理下手なのを分かってて言っているんだ。


でも逆らえない。


取り敢えず冷蔵庫の中を見てみる。

意外と材料はあった。


「んじゃ俺は見てっから♪」

そう言って後ろからじろじろ見られながら地獄の料理が始まった。
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