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欲しいんでしょ
第6章 早苗の長い休息
「卓………」
あたしは恨めしい顔で卓を見上げる。
そして手を目の前につきだした。
「…指切った。」
「早速!?」
涙目になるあたしを笑い、どれと呟いた。
ぱくっ
「きゃっ!」
指をくわえてきた。
「ちょ…卓!何して…」
「ん?消毒だけど…?」
それは分かってるけど!
顔が赤くなるのを自分でも感じ、悟られないようにそっぽを向いた。
チュ…チュ…
卓の舌の動きが直に伝わってきて
ゾクゾクする。
しかも指を舐めている卓が妙に色っぽくて……
「ん、どした?早苗」
「~~~っ!!」
ヤバい、
どうしよう…
子供の様な綺麗な瞳に
不覚にもドキドキしてしまった。