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欲しいんでしょ
第6章 早苗の長い休息

卓はどんどん指を深くくわえる。

「卓、そこまで指切ってないよっ…」

「いや、切れてっけど?」


嘘だ。


(また卓のペースだ。)


舌を使って指を舐める。


(……? 何だろう。)


指から伝わるゾクゾクが段々と気持ち良くなっている気がする。


「ん…」


あそこがじんと熱くなった。


これだけで感じるなんて、あたしおかしいのかな。


「早苗、こっち見て。」

「…やだ。」


きっと今顔赤い。

見られたくない。


「全く…お前は学習しろよ。写真、いいのか?」


器用に喋る口にまた刺激を受ける。


あたしはゆっくり卓と向き合った。
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