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欲しいんでしょ
第8章 告げられた悪党

「………?」


あたしは首を傾げて卓を見上げた。

卓の次の言葉を待ってたけど、なかなか喋らない。

その時間が重なるにつれ、不安も徐々に重なる。


「卓…?…どしたの?」

おそるおそる聞いてみた。


卓はさっきから表情が無い。黙って何かを考えているみたいだった。

そんな卓を見てると不安になる。


お願い、何か言って。



卓は決心した様に顔を上げ、鞄の中から携帯を取り出した。

そして携帯をいじりながらあたしを見ずに話し出す。






「俺とお前の関係は終わりだ」






え…?


「もうお前とはセックスしねえし、
話もしねえ。」


「なん、で」


「悪かったな、今まで脅してきて。
けどそれも今日で最後だから。」


「や…たく…?」


「ほら」


あたしの目の前で下着姿のあたしは消えた。


「これでおしまい。良かったな」


「何で…?」


「お前も脅されて嫌だっただろ?」


「話すのも駄目なの?」


「ああ。」



そう言って卓はあたしに背を向け

扉の向こうへと行ってしまった。
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