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欲しいんでしょ
第9章 俺が ~卓side~
「ずっと前から先輩の事好きなんです。…付き合ってくれませんか?」
恥ずかしそうに言う後輩に、俺も多分顔が赤くなった。
気持ちは嬉しいけど、俺は早苗一筋な訳だから今回は断ろうと思う。
たまに寂しさを埋めるため付き合う場合もあるけど。
この子とは面識があるから失礼なような気がする気もする、かも。
だから断った。
「ごめんな。気持ちは嬉しいけど、
今誰とも付き合う気は無いんだ。」
今まで告白された事はあるけど、断る瞬間が最も気が重い。
後輩は悲しそうな表情をした後、笑い始めた。
その笑いは自虐とか諦めとかの笑い方ではなく、ただ楽しそうに。
例えるなら、魔女が殺人リンゴを作って薄ら笑いを浮かべる様な…
つい警戒してしまう、笑顔。
恥ずかしそうに言う後輩に、俺も多分顔が赤くなった。
気持ちは嬉しいけど、俺は早苗一筋な訳だから今回は断ろうと思う。
たまに寂しさを埋めるため付き合う場合もあるけど。
この子とは面識があるから失礼なような気がする気もする、かも。
だから断った。
「ごめんな。気持ちは嬉しいけど、
今誰とも付き合う気は無いんだ。」
今まで告白された事はあるけど、断る瞬間が最も気が重い。
後輩は悲しそうな表情をした後、笑い始めた。
その笑いは自虐とか諦めとかの笑い方ではなく、ただ楽しそうに。
例えるなら、魔女が殺人リンゴを作って薄ら笑いを浮かべる様な…
つい警戒してしまう、笑顔。