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欲しいんでしょ
第10章 おひるのおひさま
「はあっ!はっ!」
たくさん転んだから体のあちこちが痛い。
けどあたしは卓のところに行かなくちゃいけない。
(卓、待って!)
微かに見える後ろ姿を追ってあたしは走った。
あんなに遠くにいるのに、どうして卓だって気付いたんだろ。
「…はっ!はっ!…っ!はあっ」
卓との距離はだんだんと短くなっていく。
気を抜くと転びそうだ。
もう少し、もう少し。
………。
あたし足遅すぎ!
叫んだ方が早い!
あたしは荒い息のまま、なるべくたくさん息を吸い込んだ。
「たあああぁああぁぁああああ!!!
っくううううぅぅうぅうう!!!」
(良かった!)
卓、やっとあたしの目、見てくれた。
どんどん縮まっていく距離。
たくさん転んだから体のあちこちが痛い。
けどあたしは卓のところに行かなくちゃいけない。
(卓、待って!)
微かに見える後ろ姿を追ってあたしは走った。
あんなに遠くにいるのに、どうして卓だって気付いたんだろ。
「…はっ!はっ!…っ!はあっ」
卓との距離はだんだんと短くなっていく。
気を抜くと転びそうだ。
もう少し、もう少し。
………。
あたし足遅すぎ!
叫んだ方が早い!
あたしは荒い息のまま、なるべくたくさん息を吸い込んだ。
「たあああぁああぁぁああああ!!!
っくううううぅぅうぅうう!!!」
(良かった!)
卓、やっとあたしの目、見てくれた。
どんどん縮まっていく距離。