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第2章 思い出

男ってずるい・・・


よく傷つくのは女だから、と大人に言われた

そうだと思う

でもそうとも言えないか、とも思う時もあるのだけど

彼と付き合っていたとき映画観ながらキスをしてそのあとホテルへ行ったことがある

シャワーを浴び、ベットへ行ったけど・・・

私は彼を受け入れられなかった

濡れなかったから・・・

たぶん・・・怖かったんだと今は思う

興奮した男の息遣い・・・

私の躰を弄る男の指と舌

そして・・・大きくなったペニス

彼は濡れていない私の秘部に気づくとため息をついた



たぶん、付き合う前から彼は複数の女性と遊んでいた

付き合っているときもきっとそうだったと思う

私は初心すぎた

軽薄な遊び人の嘘を見抜けるほど擦れていない子供だった

ただ、あの日から女性の痕跡を隠さなくなっただけ・・・

ただ、それだけ

泣いて泣いて泣いて・・・・