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第2章 思い出

その後知りあった新しい彼・・・

元彼と同い年・・・

新しい彼は優しかった

週末デートして手をつないでキスをして・・・

初めての時も私をリラックスさせてくれて、私は彼と愛し合った

でも、それは・・・

彼は何年か後に言った

君と結婚したのは君が処女だったから、と・・・



数年後、毎月のように元彼と昼間から淫靡な時間を過ごす女に私がなるとは

だれも・・・想像しない

私も・・・その時は思ってもいなかった



人って変われば変わるものよね、

私は帰りの電車の中で目を閉じてそう思った



愚か者は何度も同じ過ちを繰り返す・・・

何度も・・・何度も・・・

失敗から学べる者もいる

ちょっと冷静になってよく考える、

案外そんな簡単なことでいいのかもしれないのに・・・

でもいちばん最悪なのは

自分が学んだと思い込んでしまっている者だったりする・・・