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ふたりのおとこ
第3章 秘密
あの男は私だけのものじゃない

ホテルのあの時間は私のものだったけど

あの快楽の時間は背徳の時間だ

そして私は人妻

彼のものなのはあの時間だけ

これがとても大切なこと・・・


携帯を取り出しメールを打つ

「新幹線乗れた?私は今家に着きました」

しばらくして返信が来る

「大丈夫」

いつもそっけない

今度はいつ来れる?と打って、消した

たぶん、この答えはないだろうから

いつもこっちにくる数日前にしか連絡はない

日帰りでも大丈夫なところをわざわざ泊まりにしてくれてるのだから・・・

わがままは言えない

携帯を閉じて目を閉じて深く息を吸う

ゆっくり吐き出す

恋人じゃないものね・・・




着メロが響いた


そのままソファで眠ってしまったらしい

あたりはすっかり暗くなっている

電気をつけカーテンを引きメールを見る

夫からだった

「明日、昼に一度家に帰るよ

お土産はなにがいい?」

お土産、彼は彼女に何か買ったんだろうか・・・

「食べちゃえるものがいいかな」

「(^^)お休みーいい子でね♡」

いい子でねって・・・笑ってしまう

メールの添付ファイルを開けると通天閣をバックに夫と同僚の写真が出てきた

確か・・・同期の橘さん・・・

たぶん、橘さんが最後のメールは打ったんだろう

夫とは学生時代からの仲良しらしい

確かまだ独身だった・・・

あいつは女の子に優しすぎて振られてばかりなんだよと夫はいつも言う

でも、優しさって大事だと思うんだけど・・・

彼がもし夫だったとして

私は元彼とあんな時間を過ごしたりするだろうか・・・













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