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全部、夏のせい
第7章 初めての夜とその後〜エクス、マルセイユ、パリ

「はぁ…」と小さく溜息をつくと、
アラムが優しい顔で覗き込んで、
「大丈夫?
疲れちゃった?」と囁く。
私は首を慌てて横に振って、
「そうじゃないの。
なんだか、夢みたいで…」と言う。
「本当に、夢みたいだよ?
マーサを僕のものに出来るなんて!」と言うと、
抱き上げてクルクル回るので、
落ちそうになって、びっくりしてしまうと、
そっと降ろしてくれてキスをしてくれる。
「お風呂、先に入ろうか?
洗ってあげる」と言われたけど、
恥ずかしくて首を横に振ってしまう。
「どうして?
この前、一緒に入ったのに…」と不思議そうな顔をするので、
「この前も死ぬほど恥ずかしかったのよ?」と言うと、
「僕も恥ずかしかったけど…。
これからは、いつも一緒に入りたいな」と笑う。
「えっ?」
「一番、無防備な姿、マーサになら晒せるから」
「無防備?」
「うん。
僕の国ってさ、不安定な処があるから、
どこ行くのも護衛がつくし、
一人きりになれないんだよね。
風呂場にも護衛が居るからね?
でも、国を離れたら、
そんなこと、なくなるから…」
「えっ?」
「アリは友人でもあったけど、
他の二人は、純粋に護衛だよ?
気付かなかった?」
だから、私と口を聞くこともないし、
たいてい、少し離れた処に居たのかと思った。
食事やお茶する時も、
一緒にすれば良いのにとアラムに言っても、
いつも流されていた。
ひょっとして、デートの時も、
後ろから尾行されてたのかしら?
手を繋いだり、立ち止まってハグされてキスしてた時も見られていたの?
と思ったら、紅くなってしまう。
「護衛がつくような立場なの?」と訊くと、
「父さんがね?」と笑って、
「さあ。バスルームに行こうか?」とキスをすると、
手を引いて引っ張られてしまう。
アラムがプレゼントしてくれたシャネルの服を脱ごうとして、
ハッと思って手を止めると、
「どうしたの?
脱がせてあげようか?」と言われて、首を横に振った。
「あのね。
下着が可愛くないから、
脱ぎたくない」と言ったら、
三秒くらい固まった後、
声を立てて笑った。
「じゃあ、パリでとびきり素敵な下着、
選びに行こうね?
でも、下着なんて、どうでも良いよ?
脱がせてあげるから」と、
そっとボタンを外してくれた。
アラムが優しい顔で覗き込んで、
「大丈夫?
疲れちゃった?」と囁く。
私は首を慌てて横に振って、
「そうじゃないの。
なんだか、夢みたいで…」と言う。
「本当に、夢みたいだよ?
マーサを僕のものに出来るなんて!」と言うと、
抱き上げてクルクル回るので、
落ちそうになって、びっくりしてしまうと、
そっと降ろしてくれてキスをしてくれる。
「お風呂、先に入ろうか?
洗ってあげる」と言われたけど、
恥ずかしくて首を横に振ってしまう。
「どうして?
この前、一緒に入ったのに…」と不思議そうな顔をするので、
「この前も死ぬほど恥ずかしかったのよ?」と言うと、
「僕も恥ずかしかったけど…。
これからは、いつも一緒に入りたいな」と笑う。
「えっ?」
「一番、無防備な姿、マーサになら晒せるから」
「無防備?」
「うん。
僕の国ってさ、不安定な処があるから、
どこ行くのも護衛がつくし、
一人きりになれないんだよね。
風呂場にも護衛が居るからね?
でも、国を離れたら、
そんなこと、なくなるから…」
「えっ?」
「アリは友人でもあったけど、
他の二人は、純粋に護衛だよ?
気付かなかった?」
だから、私と口を聞くこともないし、
たいてい、少し離れた処に居たのかと思った。
食事やお茶する時も、
一緒にすれば良いのにとアラムに言っても、
いつも流されていた。
ひょっとして、デートの時も、
後ろから尾行されてたのかしら?
手を繋いだり、立ち止まってハグされてキスしてた時も見られていたの?
と思ったら、紅くなってしまう。
「護衛がつくような立場なの?」と訊くと、
「父さんがね?」と笑って、
「さあ。バスルームに行こうか?」とキスをすると、
手を引いて引っ張られてしまう。
アラムがプレゼントしてくれたシャネルの服を脱ごうとして、
ハッと思って手を止めると、
「どうしたの?
脱がせてあげようか?」と言われて、首を横に振った。
「あのね。
下着が可愛くないから、
脱ぎたくない」と言ったら、
三秒くらい固まった後、
声を立てて笑った。
「じゃあ、パリでとびきり素敵な下着、
選びに行こうね?
でも、下着なんて、どうでも良いよ?
脱がせてあげるから」と、
そっとボタンを外してくれた。

