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全部、夏のせい
第10章 再びのエクス、そして隣国へ
アラムを探す為に何をするのが一番良いかということを考えて、
私はアラムが勤めていた高等弁務官事務所に入ることにした。

日本での採用ではなく、
フランスで採用される為に、
取り敢えず、仕事を辞めて、
エクスの大学の大学院に入って国際法を学びながら、
現地採用の機会を伺おうと思った。


勿論、アダムも連れて行く。
祖母も一緒に行くと言ってくれた。


というのは、アダムと外を歩くようになって、
どうしても奇異な目で見られることが多かったことが、
祖母も私も気になったからだった。

伸び伸びと育って欲しいし、
外見や言語などで差別的な思いをするのを避けたかった。


両親は、
「インターナショナルスクールに入れれば?」と言っていたけど、
英語を公用語にしているところが殆どだったから、
フランスを選ぼうと思った。


そして、パリより、田舎で温かみがあるエクスにしようと思った。

私の入学については問題なく手続きは出来たけど、
流石に息子と祖母と三人で学生寮には入れないので、
大学の事務局の方にお願いして探して貰って、
教会近くの、パン屋さんの上を借りることにした。

そのお店は、エクスで過ごしたあの夏に、
毎朝のように通ったお店で、
私のことを覚えている老夫婦が、
「懐かしいわ!」と言ってくれた。


片山神父様も、まだ、いらっしゃったし、
酒屋さんのジャンも、
アラムと時々行ったレストランのご夫婦もお元気そうだった。

小学校高学年になったシャルルは、背がすっかり伸びて、
私よりずっと背が高くなっていた。


お花屋さんやエルメスのマダムも再会を喜んでくれて、
会った時からアダムや祖母とも仲良くなってしまった。



どの人たちもアラムのことを聴いて、
本当に心配そうな顔をして、

「早く見つかりますように!」と口々に言ってくれた。
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