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全部、夏のせい
第10章 再びのエクス、そして隣国へ

フランスに帰国する前日に、アリの所にアラムのお父様から電話があって、
あの白骨は、アラムではなかったという報告があった。
私は勤務中で直接、話は出来なかったけど、
引き続き、調査は続けると言ってくれたそうだ。
また、隣国も決して安全とは言えないので、
アラムを探すのは、こちらに任せて欲しいと強く言われたようだった。
アリも同じことを真剣に言った。
判りましたということと、
必ずアラム、もしくはアラムに繋がるものが見つかったら、
直ぐに連絡して欲しいということを伝えてくださいと、
アリにお願いした。
そして、アリ少年に、
どうしたいかを確認すると、
「一緒にフランスに行きたい」と言ってくれたので、
事務所で難民として出国手続きをして、
更に養子縁組する予定だということも告げて、
仮のパスポートを急いで出して貰い、
翌日、四人で飛行機に乗った。
マルセイユに着いて、
いつかアラムと過ごしたホテルにチェックインして、
一日ゆっくりしてから、
翌日、日本の領事館でアリを養子にする手続きと届出をしたいと伝えた。
いずれにしても日本の両親にも今回のことや、アリのことも紹介したいと考えたので、
事務所には1週間程の休暇を届けて、
一度日本に帰国することにした。
アダムは、
「お兄ちゃんが出来た」と言ってとても喜び、
アリはとても遠慮していた。
学校をどうするかということも考える時期だった。
このまま、フランスの学校に行くか、
日本に帰ってインターナショナルスクールに行くか、
アダムと良く話もしたかったし、
アリは年齢的には3年生か4年生くらいかもしれないけど、
学力的には1年生から入るのが良さそうだった。
戸籍もなくて、
誕生日も判らない状況だったから、
ひとまず、三年違いで、アダムと同じ日を誕生日に登録しようと思っていた。
あの白骨は、アラムではなかったという報告があった。
私は勤務中で直接、話は出来なかったけど、
引き続き、調査は続けると言ってくれたそうだ。
また、隣国も決して安全とは言えないので、
アラムを探すのは、こちらに任せて欲しいと強く言われたようだった。
アリも同じことを真剣に言った。
判りましたということと、
必ずアラム、もしくはアラムに繋がるものが見つかったら、
直ぐに連絡して欲しいということを伝えてくださいと、
アリにお願いした。
そして、アリ少年に、
どうしたいかを確認すると、
「一緒にフランスに行きたい」と言ってくれたので、
事務所で難民として出国手続きをして、
更に養子縁組する予定だということも告げて、
仮のパスポートを急いで出して貰い、
翌日、四人で飛行機に乗った。
マルセイユに着いて、
いつかアラムと過ごしたホテルにチェックインして、
一日ゆっくりしてから、
翌日、日本の領事館でアリを養子にする手続きと届出をしたいと伝えた。
いずれにしても日本の両親にも今回のことや、アリのことも紹介したいと考えたので、
事務所には1週間程の休暇を届けて、
一度日本に帰国することにした。
アダムは、
「お兄ちゃんが出来た」と言ってとても喜び、
アリはとても遠慮していた。
学校をどうするかということも考える時期だった。
このまま、フランスの学校に行くか、
日本に帰ってインターナショナルスクールに行くか、
アダムと良く話もしたかったし、
アリは年齢的には3年生か4年生くらいかもしれないけど、
学力的には1年生から入るのが良さそうだった。
戸籍もなくて、
誕生日も判らない状況だったから、
ひとまず、三年違いで、アダムと同じ日を誕生日に登録しようと思っていた。

