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全部、夏のせい
第13章 再会

村の人達が、
弔いの支度をしてくれる。
土葬の習慣があるそうで、
亡くなった夫の隣に埋葬されることになった。
私とアラムは宗派が違うので参列することは出来なかったけど、
代わりにアリがあれこれしてくれた。
そして、3日ほどして、
長(おさ)にも許しを得て、
私達は、小さいアリを連れて、
母国の都へと戻った。
電話も通じない場所へ向かって、
連絡も出来ないまま、1週間以上戻らなかったので、
お義父様はとても心配していて、
私の隣にアラムが居るのを観て、
固まってしまった後、
駆け寄ってアラムを抱き締めて、
神様への感謝の言葉を口にしながら泣いていた。
勿論、言葉は殆ど判らなかったけど、
不思議と頭の中にダイレクトに翻訳されたかのように、
何を言っているのかを感じることが出来た。
小さいアリのこともお義父様に話すと、
「とにかく、まずはゆっくりしなさい。
それと…検査かな?
部屋を用意させて、乳母を手配しよう」と、
とても現実的なことを言われた。
そして、その夜は10年ぶりに、
アラムとの夜を迎えることになった。
弔いの支度をしてくれる。
土葬の習慣があるそうで、
亡くなった夫の隣に埋葬されることになった。
私とアラムは宗派が違うので参列することは出来なかったけど、
代わりにアリがあれこれしてくれた。
そして、3日ほどして、
長(おさ)にも許しを得て、
私達は、小さいアリを連れて、
母国の都へと戻った。
電話も通じない場所へ向かって、
連絡も出来ないまま、1週間以上戻らなかったので、
お義父様はとても心配していて、
私の隣にアラムが居るのを観て、
固まってしまった後、
駆け寄ってアラムを抱き締めて、
神様への感謝の言葉を口にしながら泣いていた。
勿論、言葉は殆ど判らなかったけど、
不思議と頭の中にダイレクトに翻訳されたかのように、
何を言っているのかを感じることが出来た。
小さいアリのこともお義父様に話すと、
「とにかく、まずはゆっくりしなさい。
それと…検査かな?
部屋を用意させて、乳母を手配しよう」と、
とても現実的なことを言われた。
そして、その夜は10年ぶりに、
アラムとの夜を迎えることになった。

