この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
全部、夏のせい
第15章 別離

翌日、空港まで見送りに来てくれたお義父様とアリに、
リルのことをお願いして、
私は日本に戻った。
そして、日本でフェアトレードの為のNPO法人を立ち上げつつ、
持ち帰った布でいくつかのサンプルを制作してみた。
厚手のコットンで作る小物。
アフリカの布の魅力を最大限に活かした額。
ポーチやトートバッグ。
クッションカバーやランチョンマット。
手にするだけで、
元気を貰えるような布たち。
また、繊細で薄い生地は、
自分用にストールやスカーフ、
ワンピースなども作ってみた。
それと、
職業用ミシンと、学校や家庭でも使える安価でシンプルで小さいミシンも調べて、
メーカーさんと相談の上、輸出手配などをした。
また、ミシンの取り扱いを研修して貰う為に、
母国から三人、日本に呼び寄せて、
ミシンの使い方とメンテナンス方法をじっくり学んで貰った。
サンプルで作ったバッグや小物については、
単なる製作方法だけでなく、
商品としてのクオリティの基準なども徹底的にレクチャーしたり、
マニュアル化もして、
その成果をそのまま三人には母国に持ち帰って貰った。
一人は学校で、シンプルなミシンを使って家庭科の指導をして貰いながら、
他の学校の教師への指導もして貰える。
また、二人は、工房で、
スタッフ達に指導して、生産体制を整えて貰う。
平行して、いくつかのブランドのコレクションで、
こちらの布を使えないかをプレゼンもした。
そして、思いも寄らないほどのハイブランドとの取り組みの話が出始めて、
益々忙しくなっていった。
4か月ほど、眠る時間もないほど、
『種蒔き』をしていった。
リルのことをお願いして、
私は日本に戻った。
そして、日本でフェアトレードの為のNPO法人を立ち上げつつ、
持ち帰った布でいくつかのサンプルを制作してみた。
厚手のコットンで作る小物。
アフリカの布の魅力を最大限に活かした額。
ポーチやトートバッグ。
クッションカバーやランチョンマット。
手にするだけで、
元気を貰えるような布たち。
また、繊細で薄い生地は、
自分用にストールやスカーフ、
ワンピースなども作ってみた。
それと、
職業用ミシンと、学校や家庭でも使える安価でシンプルで小さいミシンも調べて、
メーカーさんと相談の上、輸出手配などをした。
また、ミシンの取り扱いを研修して貰う為に、
母国から三人、日本に呼び寄せて、
ミシンの使い方とメンテナンス方法をじっくり学んで貰った。
サンプルで作ったバッグや小物については、
単なる製作方法だけでなく、
商品としてのクオリティの基準なども徹底的にレクチャーしたり、
マニュアル化もして、
その成果をそのまま三人には母国に持ち帰って貰った。
一人は学校で、シンプルなミシンを使って家庭科の指導をして貰いながら、
他の学校の教師への指導もして貰える。
また、二人は、工房で、
スタッフ達に指導して、生産体制を整えて貰う。
平行して、いくつかのブランドのコレクションで、
こちらの布を使えないかをプレゼンもした。
そして、思いも寄らないほどのハイブランドとの取り組みの話が出始めて、
益々忙しくなっていった。
4か月ほど、眠る時間もないほど、
『種蒔き』をしていった。

