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全部、夏のせい
第16章 新たな出逢い
テーブル越しに私を見つめながら、そっと私の手に自分の手を重ねる。


「マーサ、きっと笑うよね?
運命のヒトに出会えた気持ちなんだ。
信じてくれないかもしれないけど…」


とても真剣な顔で言葉を紡ぎ出すレオンに、

「ねえ?
紅茶が冷めてしまうわ?
私みたいに猫舌さんなの?」と笑う。


「マーサ、本当なんだよ。
一目惚れ。
いや、それ以上に、
僕、ずっとマーサに逢いたかったんだ」と私の手を握って、
手の甲にキスをする。


凄く情熱的ね?
でも、私、本当にあなたのママンみたいなものなのに。
東洋人の年齢、
本当に判らないのかしら?

なんて言えば良いのか判らなくて、
黙り込んでしまうと、
突然、バッグに無造作に入れていた携帯が鳴った。


私はそっとレオンの手を外して、
バッグから携帯を取り出した。


「はい。
ええ、そうです。
あら!
そうでしたか。
ありがとうございます。
はい。
判りました。
本人に伝えて、一緒に伺います」


電話を切って、レオンに、
「お財布、見つかったって。
今日、取りに行く?
それとも明日、取りに行きましょうか?」と言うと、
レオンは目を丸くして、

「流石、日本だね!」と言った。
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