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全部、夏のせい
第17章 甘い一夜の夢

「んっ…レオン、待って?
ねえ…辞めて…」
「どうして?
マーサ、嫌なの?
あ…やっぱり、付き合ってるヒトが居るの?」
レオンはキスを辞めて、
髪を撫でながら私のことを見つめる。
「居ないわ…。
夫は…三年前に亡くなったの」
「えっ?」
「結婚前もその後も、
夫としか、こういうこと、してなくて…」
「亡くなった後も?」
「だって、まだ、三年しか経ってないのよ?」
心の中で、
もっと長い期間、
無事を信じて待っていたこともあったし…と呟いてみたら、
色々なことを思い出して、
ポロリと涙が溢れてしまう。
「そうか…。
マーサ、ごめん。
僕、なんか、目が眩んじゃったみたい。
憧れの女性がいきなり、目の前に現れたみたいな気持ちになっちやった」
「まあ!
大袈裟ね?」と笑うと、
「怒ってない?」と心配そうな顔をする。
「怒ってないけど、びっくりしちゃって。
それに、そういうこと、してないから、
ちょっと怖くて…」
「怖がらせるようなことはしたくないよ?
でも…キスはしたいし、
もっとマーサと親密になりたいな。
ねえ?
特別なヒトが居ないのなら、
僕のこと、考えてみて?
学生じゃあ、頼りない?」
私は思わず笑ってしまう。
ねえ…辞めて…」
「どうして?
マーサ、嫌なの?
あ…やっぱり、付き合ってるヒトが居るの?」
レオンはキスを辞めて、
髪を撫でながら私のことを見つめる。
「居ないわ…。
夫は…三年前に亡くなったの」
「えっ?」
「結婚前もその後も、
夫としか、こういうこと、してなくて…」
「亡くなった後も?」
「だって、まだ、三年しか経ってないのよ?」
心の中で、
もっと長い期間、
無事を信じて待っていたこともあったし…と呟いてみたら、
色々なことを思い出して、
ポロリと涙が溢れてしまう。
「そうか…。
マーサ、ごめん。
僕、なんか、目が眩んじゃったみたい。
憧れの女性がいきなり、目の前に現れたみたいな気持ちになっちやった」
「まあ!
大袈裟ね?」と笑うと、
「怒ってない?」と心配そうな顔をする。
「怒ってないけど、びっくりしちゃって。
それに、そういうこと、してないから、
ちょっと怖くて…」
「怖がらせるようなことはしたくないよ?
でも…キスはしたいし、
もっとマーサと親密になりたいな。
ねえ?
特別なヒトが居ないのなら、
僕のこと、考えてみて?
学生じゃあ、頼りない?」
私は思わず笑ってしまう。

