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全部、夏のせい
第19章 二度目のプロポーズ、そして

「まあ!
ジャン!!
嬉しいわ。
ようこそ!!」とエントランスで心から喜んで迎える。
「マーサ、体調は良さそうだね?」と、
そっとハグをしてくれるので、
「さあ。
奥へどうぞ」と促すけど、
エントランスの生花や私の着物姿をゆっくり観ては誉めてくれるので、
なかなか奥へと移動しない。
「ほら!
奥へどうぞ」と、
アリがぶっきらぼうに言うので、
お義父様と私は思わず声を上げて笑ってしまった。
応接室に座って貰って、
私は一度キッチンに下がってから、
ワゴンに載せたお茶のお道具を運ぶ。
簡単な茶箱を使ったお点前で、
薄茶を点ててお出しすると、
ジャンもお義父様も喜んでくれる。
アリが、
「俺は良いや。
苦いから」と言うので、
また、みんなで声を上げて笑ってしまった。
「なんだよ…」と言いながら、
アリが頭を掻くので、
また、笑ってしまう。
自分用に、少し薄めに点てたお茶をいただいて、
テーブルに戻すと、
エントランスの方から呼び鈴の音が鳴った。
「あら?」と立とうとすると、
「俺が行くよ」と、アリが立ち上がってドアの向こうに行った。
ジャン!!
嬉しいわ。
ようこそ!!」とエントランスで心から喜んで迎える。
「マーサ、体調は良さそうだね?」と、
そっとハグをしてくれるので、
「さあ。
奥へどうぞ」と促すけど、
エントランスの生花や私の着物姿をゆっくり観ては誉めてくれるので、
なかなか奥へと移動しない。
「ほら!
奥へどうぞ」と、
アリがぶっきらぼうに言うので、
お義父様と私は思わず声を上げて笑ってしまった。
応接室に座って貰って、
私は一度キッチンに下がってから、
ワゴンに載せたお茶のお道具を運ぶ。
簡単な茶箱を使ったお点前で、
薄茶を点ててお出しすると、
ジャンもお義父様も喜んでくれる。
アリが、
「俺は良いや。
苦いから」と言うので、
また、みんなで声を上げて笑ってしまった。
「なんだよ…」と言いながら、
アリが頭を掻くので、
また、笑ってしまう。
自分用に、少し薄めに点てたお茶をいただいて、
テーブルに戻すと、
エントランスの方から呼び鈴の音が鳴った。
「あら?」と立とうとすると、
「俺が行くよ」と、アリが立ち上がってドアの向こうに行った。

