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全部、夏のせい
第3章 深まる想い

その次の週は何事もなくと思っていた。
その週に誕生日は来るけど、
街にケーキ屋さんは見かけなかったから、
パン屋さんで、甘いパンでも買って食べようかしらと思っていた。
それなのに、水曜日に生理になってしまって、
その後は最悪だった。
その日と翌日はなんとか授業には出たけど、
昼休みもフラフラしながら寮に戻って、
薬を飲んで横になっていた。
アラムが、
「大丈夫?」と訊くけど、
男性に「生理痛だから」なんてことはとても言えなくて、
「ちょっと体調悪くて」と説明した。
そして、金曜日はベッドから起き上がることが出来なくて、
先生宛の手紙を、同じ寮の日本人学生に託した。
2ヶ月に一度、
死ぬ程痛くて動けないのはいつものことだったけど、
妙に分厚いナプキンがむしろ、頼りなくて、
何度も交換しては溜息をついた。
はぁ。
日本製の、スーツケースに詰め込んでいたモノ達!
あれ、私に今、一番必要なのに!
と思いながら、
薬を飲んで丸まって眠った。
品質が良い生理用品もショーツも手に入らなくて、
肌触りも吸水性も最悪だった。
お腹は空いたけど、
何か食べることも出来なくて、
誰も居ない寮の廊下を、壁に掴まりながらお手洗いまで歩いて、
ナプキンを交換して、また眠る。
泣きたくなるような気持ちで、
21回目の誕生日を一人で過ごしていた。
その週に誕生日は来るけど、
街にケーキ屋さんは見かけなかったから、
パン屋さんで、甘いパンでも買って食べようかしらと思っていた。
それなのに、水曜日に生理になってしまって、
その後は最悪だった。
その日と翌日はなんとか授業には出たけど、
昼休みもフラフラしながら寮に戻って、
薬を飲んで横になっていた。
アラムが、
「大丈夫?」と訊くけど、
男性に「生理痛だから」なんてことはとても言えなくて、
「ちょっと体調悪くて」と説明した。
そして、金曜日はベッドから起き上がることが出来なくて、
先生宛の手紙を、同じ寮の日本人学生に託した。
2ヶ月に一度、
死ぬ程痛くて動けないのはいつものことだったけど、
妙に分厚いナプキンがむしろ、頼りなくて、
何度も交換しては溜息をついた。
はぁ。
日本製の、スーツケースに詰め込んでいたモノ達!
あれ、私に今、一番必要なのに!
と思いながら、
薬を飲んで丸まって眠った。
品質が良い生理用品もショーツも手に入らなくて、
肌触りも吸水性も最悪だった。
お腹は空いたけど、
何か食べることも出来なくて、
誰も居ない寮の廊下を、壁に掴まりながらお手洗いまで歩いて、
ナプキンを交換して、また眠る。
泣きたくなるような気持ちで、
21回目の誕生日を一人で過ごしていた。

