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全部、夏のせい
第1章 出逢い

翌朝、少し離れた短期留学者用の授業をする建物にのんびり歩いて行った。
とにかく、汗をかかないように、
殊更、ゆっくり歩いていくと、
指定された時間ギリギリになってしまっていた。
教室に入ると既に殆どの席が埋まっていて、
後ろの端の席に座ると、
前の方にアラン達が座っていた。
ゆっくりした説明をフランス語と英語でされた後、
クラス分けの筆記試験をした。
辞書は使っても良いということだったけど、
一式無くしてしまった私は、
仕方なく丸腰で受けた。
長めの昼休みの後、
クラス分けの発表をすると言われたので、
取り敢えず、外でランチをしようと思った。
教室の中に東洋人の人が数人居て、
声を掛けてみたら3人ほど、同じ大学の人だった。
私の通う大学はマンモス校なので、
その人達、面識はないと思ったけど、
他の人達は、私を知っていると言っていた。
外に出ようとしたら、
「マーサ!!」とアランが私に声を掛けたので、
周りの日本人の人達が少しざわついた。
ランチに誘われて、
2人で外に出る。
「あの…お友達は良いの?」と言うと、
チラリとそちらを観て、
「問題ない。
近くに居るかもしれないけど、
気にしないで?
それより、あっちのマーサの友達は?」と訊かれた。
「友達じゃないの。
日本人かなと声を掛けたら同じ大学の人だったけど、
面識はない人達なの」と説明した。
とにかく、汗をかかないように、
殊更、ゆっくり歩いていくと、
指定された時間ギリギリになってしまっていた。
教室に入ると既に殆どの席が埋まっていて、
後ろの端の席に座ると、
前の方にアラン達が座っていた。
ゆっくりした説明をフランス語と英語でされた後、
クラス分けの筆記試験をした。
辞書は使っても良いということだったけど、
一式無くしてしまった私は、
仕方なく丸腰で受けた。
長めの昼休みの後、
クラス分けの発表をすると言われたので、
取り敢えず、外でランチをしようと思った。
教室の中に東洋人の人が数人居て、
声を掛けてみたら3人ほど、同じ大学の人だった。
私の通う大学はマンモス校なので、
その人達、面識はないと思ったけど、
他の人達は、私を知っていると言っていた。
外に出ようとしたら、
「マーサ!!」とアランが私に声を掛けたので、
周りの日本人の人達が少しざわついた。
ランチに誘われて、
2人で外に出る。
「あの…お友達は良いの?」と言うと、
チラリとそちらを観て、
「問題ない。
近くに居るかもしれないけど、
気にしないで?
それより、あっちのマーサの友達は?」と訊かれた。
「友達じゃないの。
日本人かなと声を掛けたら同じ大学の人だったけど、
面識はない人達なの」と説明した。

