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全部、夏のせい
第6章 結婚

並びにあったもう一件のレストランに入って、
「予約ないけど、入れますか?」と訊くと、
「勿論です!」と言われて、
窓際の海が観える席に案内された。
「ワインより、私もガス入りのお水にしようかな?」と言うと、
アラムはクスクスしながら、
「マーサはワインに詳しいんだね?」と言った。
「あのワイン、ジャンの処で味見させて貰ったことがあったの。
同じラベルで同じ年のものなのに、
全然、味が違ってたもの」と説明した。
ブイヤベースはとても美味しくて、
お店のマダムも明るくて、
あれこれ、説明してくれて、
楽しく食事が出来た。
お隣の店で、私が喧嘩してきた話をアラムがするので、
「ああ。
隣の馬鹿息子じゃなかった?
本当にダメなヤツなのよ」と大笑いしていた。
食事の後、タクシーを呼んで貰って、
ホテルに移動した。
こじんまりしているけど素敵なホテルで、
アラムと部屋に入ると窓から暗い海が観えた。
「朝、きっと海が観えて素敵ね?」と言うと、
アラムが、
「気に入って貰えて良かった」と笑って、
抱き締めてくれた。
「お風呂にお湯、張ってくるね?」とアラムが言うので、
「歯磨きもしなくちゃ。
だって、キス、するでしょう?」と言うと、
アラムが少し照れたような顔をして、
「キスだけじゃないよ?」と言った。
「えっ?」とアラムを観ると、
優しく額にキスをして、
「待ってて?」と笑った。
「予約ないけど、入れますか?」と訊くと、
「勿論です!」と言われて、
窓際の海が観える席に案内された。
「ワインより、私もガス入りのお水にしようかな?」と言うと、
アラムはクスクスしながら、
「マーサはワインに詳しいんだね?」と言った。
「あのワイン、ジャンの処で味見させて貰ったことがあったの。
同じラベルで同じ年のものなのに、
全然、味が違ってたもの」と説明した。
ブイヤベースはとても美味しくて、
お店のマダムも明るくて、
あれこれ、説明してくれて、
楽しく食事が出来た。
お隣の店で、私が喧嘩してきた話をアラムがするので、
「ああ。
隣の馬鹿息子じゃなかった?
本当にダメなヤツなのよ」と大笑いしていた。
食事の後、タクシーを呼んで貰って、
ホテルに移動した。
こじんまりしているけど素敵なホテルで、
アラムと部屋に入ると窓から暗い海が観えた。
「朝、きっと海が観えて素敵ね?」と言うと、
アラムが、
「気に入って貰えて良かった」と笑って、
抱き締めてくれた。
「お風呂にお湯、張ってくるね?」とアラムが言うので、
「歯磨きもしなくちゃ。
だって、キス、するでしょう?」と言うと、
アラムが少し照れたような顔をして、
「キスだけじゃないよ?」と言った。
「えっ?」とアラムを観ると、
優しく額にキスをして、
「待ってて?」と笑った。

