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第20章 ２０

涼子は今、四つん這いになっている。

水着はまだ着ているが、これからいよいよレンヤに脱がせてもらうところだ。

その彼は、涼子の尻を前にして、胡坐を掻いて座っている。

嘗て涼子は、四つん這いで“クンニリングス”を施される自分を、想像した。

結局のところ、どうやらその通りになりそうな、流れだ。

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涼子は緊張している――同時に、期待も抱いている。

無論のこと、レンヤに秘部を眺められるのは、これが初めてではない。

でも、涼子のほうから望んで、レンヤに秘部を眺めて“もらう”のは、これが初めてだった。　

だから今の涼子の緊張も、そして期待も、初体験の時のそれらと何ら変わらなかった。

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やがてレンヤが、水着の端を掴んだ――グッと引っ張れば、水着はズルリッと、“剥けた”。

その水着を、涼子の膝まで落とした後、レンヤが言った。

「お尻を、高く上げて……」

涼子は可能な限り、尻を高く突き上げた――膝のところにあった水着が、スルリと涼子の足元まで落ちた――涼子は足を肩幅くらいまで開いて、床に落ちた水着から両足を抜く。

そうやってついに、所謂“一糸纏わぬ”身体になって、レンヤの顔の正面に、秘部を差し出した。