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第20章 ２０

しかしレンヤは、中指の指先の動きこそ止めたものの、それをクリトリスから離した訳ではなかった。

そうしたまま――レンヤが涼子に言った。

「背中を反らして、おっぱいを床に付けて……」

涼子は言われるままにした――背中をグッと反らして、バストを床に付ける。

そうやって、上半身のみが床に這い蹲（つくば）る姿勢を取れば、自ずと尻が突き上がった。

それを見届けた後、レンヤが続けた。

「お尻を後ろに、動かしてみな……？」

ここでも涼子はレンヤに素直に従ってそうしたが――そこで涼子はやっと、レンヤがクリトリスに指先を添えた中指を、床と平行にしていることを知った。

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尻を後方に向かって動かせば――まずは指先で包皮がズリュッと捲れて、クリトリスが剥かれる。

然る後にはその剥き出しのクリトリスが、レンヤの中指の上で――ズリョリョリョッ――と転がった。

自分で腰を動かして得るこの快感も、レンヤ自身の意志によって動く指先で愛撫される時のものと比較しても遜色ないもので、涼子はそれを、

「アッ、アァッ、アァァッハァ～～ン……」

と、最初は強張った、最後は間延びした喘ぎ声を漏らしながら、堪能した。

挙げ句、たった一回で“病み付き”になって、一回目が終わるや否や、涼子は腰を前に戻した。

その腰を巧みに動かして、静止したレンヤの中指の先で自身の包皮を器用に“剥かせる”。

その後、腰をゆっくりズズズズッ――と下げては、

「アァン、アァンッ――」

と、やはりだらしなく悶えつつ、その悶える最中に、

「レンヤ君ッ、クリチ×ポ、気持ちイイッ！――アハァァァン……」

と、今の自分が相応の快感を享受していることを、レンヤに伝えた。

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それからしばらく、涼子は”病み付き”になったこの腰の前後運動を、夢中で繰り返した。