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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第21章 21
そのうちにレンヤが――肛門をくすぐる指先を休めて――例の意地悪な口調で、涼子に聞いた。

「涼子、そろそろ『くすぐられる』だけじゃ、満足出来なくなってるんじゃないの……?」

「どういう意味……?」

涼子が聞き返すと、レンヤは答えた。

「『もっと強い刺激が欲しいんじゃないか?』ってことだよ……?」

無論、涼子はそう答えるのが相当に、はしたないことを理解している――理解していながらも、答えた。

「欲しいわ……」

然る後、小さな子供が母親に“オヤツ”をそうする時よろしく、甘えた声でレンヤに強請った。

「涼子の尻の穴、もっと強く突いて頂戴……?」

するとレンヤは「いいよ」と答えた上で、こう尋ねた。

「何回、突いて欲しい……?」

まさか“回数”を聞かれるとは思ってもみなかった涼子は、いささか戸惑った。

戸惑いつつ――考えた。

一回じゃ物足りない、かと言ってあまり多過ぎるのも、どこか図々しい気がした。

結局、涼子はこう答えた。

「じゃあ、三回、突いて……」

するとレンヤはまた「いいよ」と言って、まずは一度それを実行した。

ヒュンッ――“矢”のように飛んだ中指が、涼子の“膨らませた”肛門を――ズンッ、と突く。

「ぬむんッ!」

瞬間、涼子が上げた声は、先程の“窄んでいた”肛門を突かれた時の「ぬんッ」よりも一段大きく、一段だらしない。

尤も涼子が享受し得た快感も、一段上だった。

レンヤが、尋ねた。

「どう?感じる……?」

「ええ、感じるわ……レンヤ君の指が尻の穴に突き刺さっちゃいそうな、そのスリルが堪らない……」

涼子がそう答えると、レンヤは「フフフフ」と、楽しそうに笑った。
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